「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」Part8 さらばホークアイ!(嘘)リースと行く、魅惑の幽霊船~火山島ブッカ脱出まで
一度目のクラスチェンジを経て、ローラント奪還を果たした一行は、
英雄王が待つフォルセナに戻るべく、行動を再開!
それでは、続きをやっていきます!
ナバール兵が去り、機能を取り戻したパロの港に、
”見なれない船”が入ってきたと言う町人からの話を聞きつつ、早速向かいます。
「多分、いつものバイゼル行きだろう」とも話していましたが、
かつてないほどに強烈なフラグなので、絶対に違うと思います。
ほらね、「運賃0ルク」とか言ってるし。これは間違いないよね。
(この「何人でも0ルク・・・ 乗っていけ・・・」っていう、いつもと違ってバリバリ不穏な事を話す船長に、子供の頃は異様な不気味さを覚えた事も思い出しました。)
でも、なるべくならやっぱり、そのままバイゼルまで着いて欲しいよね。
意外と順調な船旅を、固唾をのんで見守りますが・・・
うわあぁーーーーーっ、起きちゃったーーーーーーっっ!!!
デュラン「まだ、バイゼルに着かねえのか?」
この後、再びベッドに近付いたら休むかどうかの選択が出たので、二度寝してみましたが、
残念ながらバイゼルには着きませんでした。(当たり前だ)
不穏な空気や物音に、続けてリースとホークアイも目を覚まし、船内の探索を開始する三人。
物音や悲鳴(!?)にビビリまくる三人をよそに、精霊の気配を感じると話すフェアリー。
でも、その気配は何故だかとっても弱いらしい。
あなた、落ち着いてますねぇ・・・。一番ちっちゃいのに。
まぁ、とりあえず頭に置きつつ、この怖い船内をあちこち歩きましょうか。
うわあぁーーーーーっ、宝箱が襲ってきたーーーーーーっ!!!
しかも「あんぐりぃ~」とかいう技名の技使ってくるーーーーーーっ!!!!
うわああぁーーーーーーーーっっ!!!!
うわあぁーーーーーっ、
ゾンビが詰み防止に道具屋やってるーーーーーーっ!!!
しかも詰み防止だから普通に買えるーーーーーーっ!!!!
うわああぁーーーーーーーーっっ!!!!
うわあぁーーーーーっ、
”血の本”とかいう本が置かれてるーーーーーーっ!!!
棚に戻すか聞かれたからとりあえず戻したけど、どういう事だっけこれぇ~~~っ!!?
うわああぁーーーーーーーーっっ!!!!
うわあぁーーーーーっ、
ヒント通り越して思いっきり答えが書いてあるーーーーーーっ!!!
うわああぁーーーーーーーーっっ!!!!
うわあぁーーーーーっ、
本物の宝箱に入ってたお金が666ルクだーーーーーーっ!!!
なんかよくわからんけど不吉な数字だ~~~~っ!!!
うわああぁーーーーーーーーっっ!!!!
そんなこんなで、不吉な名前の本を全て棚へと戻し、
入れるようになった部屋に置かれていたのは、一冊の航海日誌。
デュラン「わ~~い、人の日記見るのってワクワクするぜ!!^^」
デュラン「・・・ ・・・ !!!!」
航海日”死”「死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死」
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
か~ら~の~・・・
後ろから誰か見とるーーーーーーっっ!!!!!
ぎょえぇええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!
その視線の主の名は「マタロー」。
なんだか覚えのある名前だな?と思ったら、最初にバイゼルからパロへと渡る直前に、幽霊船の情報について一方的に話してきた 提供してくれた男でした。(”part6”に登場)
「幽霊マニアなのがたたって、とうとう念願の幽霊になれた」と豪語するマタロー。
まさか情報のみならず、きみ自体も伏線だったとは、誰が予想しただろうか。
あと、幽霊とかの”怖いウワサ”が好きなのかと思ったら、幽霊そのものが好きだったのか。
しかも、なりたかったのか、幽霊に。良いのかそれで。
俺たちがコロボックルの村に行って風の回廊でクラスチェンジして、
ローラントを救ってる間に、何をやっとるんだあなたは・・・
(というか、どうやってなれたんだ・・・)
「この感動をあなたにも~ さよ~なら~・・・」と相変わらず一方的に話し、
マタローが成仏(?)すると、デュランの身体に異変が・・・!!
デュラン「オレ、幽霊になっちまった!
とほほ、死んじまった!!☆」
「さっきの人に呪いをうつされたのね。別の誰かにうつさないと、一生この船から出られないよ。」
と、宿主が死んだにも関わらず、引き続き落ち着いた様子で冷静な助言をくれるフェアリー。
それを聞いたリースとホークアイは・・・
「「逃走!!!!」」
なんという事でしょう。
これが、フォルセナとローラントの危機を共に救った、三人の英雄たちの末路です。
デュランは二人に見放され、ここ幽霊船にて、その生涯を終える事を余儀なくされたのでした。
GAME OVER
・・・と思いきや、次の瞬間、心優しきホークアイくんが気持ちを改め、
このプレイ日記を書いている人の操作によって、自らデュランと立場を代わる事を申し出ます。
いや、最初は普通にホークアイとリースで行こうかとも思って、ちょっとだけ操作してみたんだけどね。
やっぱり彼らは仲間であってこそで、デュラン操作でリースを連れ回さないと気持ちが乗らなくてですねぇ。(本音)
デュラン「また、二人っきりになれたね、リース。結婚しよう。」
ホークアイ「ゼッタイニ ユルサナイ・・・」
”滝の洞窟”以来となる、リースとの二人旅を満喫するデュラン。
デュラン「見て見て!この本、”さまよえる魂を開放すれば、災いが解かれる”って書いてあるよ!
どういう事なんだろうね~~!ワクワクするね~~~っ!!」
デュラン「わぁ~~~っ!見て見てっ!!この銀の女神像、両腕と頭が無いよっ!
きっとここでしか見られないものを、二人だけで見れたねっ!楽しいねぇ~~~っ!!」
デュラン「はしゃぎすぎて、ちょっと疲れちゃったね。今日は早めに休もうか・・・!」
そう、これは”マタローさん”が、彼の気持ちを察して用意してくれた「新婚旅行」。
いつまでも、この二人っきりの船旅が終わらなければ良いのに。
そんな夢見心地な気持ちに浸ったまま、しばし眠りにつくのでした。
(この後、空気を読まないゾンビが襲い掛かってきましたが、二人で仲良くやっつけました。)
しかし、そんなリースとの夢のような幽霊船デートを、いつまでも続けるわけにもいきません。
彼には、紅蓮の魔導師を倒すという、確たる旅の目的があるのです。
船上へと出ると、最後のとびっきりのアトラクション、
幽霊船のボス、ゴーヴァが出現!!!
ラッパを吹き、大量のゴーストを出現させて攻撃してくるゴーヴァ。
その音色はまるで、二人の結婚を祝福してくれているかのよう。
デュラン「見ててね、リース。
こんな奴、俺一人で倒すからね・・・!!!」
上述の攻撃「ゴーストロード」の発動中は、こちらの攻撃を受け付けなくなるので、
解いたところを即座に攻撃!!”旋風剣”なら遠くにも届くぞ!!
特技を使用不可にしてくる「ちんもく!」とかも使ってくるけど、
いまだ物理オンリーなパワーファイターを ”リースへの愛”を貫くデュランには関係ないぜっ!!
避けては攻撃、避けては攻撃を何度か繰り返し、無事にゴーヴァを撃破!!
デュラン「やった・・・!やったぞ!!
俺はリースを、守れたんだ・・・!!!」
しかしそれは、この夢のようなひとときが、終わりを告げる事でもあり。
一抹の寂しさも感じつつ、ここでのかけがえのない思い出をかみしめるデュラン。
(真面目に感想を述べると、今のところ作中で一番”THE・アクションゲーム”って感じのある戦いで、とても面白かったです。
攻撃を受け付けず、避けに徹しなければいけない行動パターンがあるとなると、それがないボス戦に比べて、かなりプレイ感覚が異なりますね。)
すると、フェアリーがその気配を感じていた通り、闇の精霊「シェイド」が現れます。
ひょうきんじゃない・・・!!
四体目にして初めて、ひょうきんじゃない性格の精霊だ!!レアだ!!!
それと同時に、呪いが解けたホークアイが駆け寄ってきて、
感謝の言葉と、爽やかな笑顔と共に復帰。
デュラン「ちっ、戻って来ちまったか・・・」
三人が集まったところを見計らって、闇のマナストーンについてのあらましを話し始めるシェイド。
ここは、いつも通りに話が短・・・くない!!話も長い!!!
しかも、なんか無駄に良い声過ぎて、内容が入ってこない・・・!!
あと、のちに「マナの聖域」でも聞く事になる名曲「Decision Bell」が初めて流れて、
よけいに視覚よりも聴覚に意識がいく・・・ ・・・ッッ!!!
(今までの情報も含めて要約すると、かつて起こった神獣達による世界危機以来、マナの女神の手でマナストーンに封じられたが、古代魔法でその力を操り、次第に奪い合うようになった人間達につけこみ、闇の魔物たちが色々と悪さをして世界大戦(英雄王が活躍した戦い)を引き起こしてしまう。
果てに、闇のマナストーンだけ封印が解かれてしまい、その神獣によって再び世界滅亡の危機に陥り、住み処を失くしたシェイドは幽霊船と化して、長い時を過ごしてきたらしい。
しかし、闇の神獣と魔物たちの消息自体は不明で、こことは違う”別の異世界”にて再びマナストーンに姿を変え、こちらの世界にも影響を及ぼしているかもしれないとの事。)
(なんだ、”別の異世界”って。最低でも二つの世界が平行して存在してるって事?そんな設定、聞いてないぞ!)
現在の世界の危機にも、行方知れずの闇のマナストーンの力が関与しているのかもしれない。
そんな感じにシェイドとフェアリーだけで勝手に納得し合うまで話し終えたところで、
突然、「この船も消えてしまうようだ・・・」と言い出すシェイド。
な、なにいぃーーーーーーーっっ!!??
そのまま無慈悲にも、幽霊船は消滅・・・
三人を乗せたまま、この世から跡形もなく姿を消しました。
GAME OVER
薄れゆく意識の中、彼が最後に思い返したのは、リースと共に過ごした幽霊船での最後のひととき。
紅蓮の魔導師は倒せなかったけど、夢だったクラスチェンジは果たせたし、
最後に大好きなリースと、ほんの一時だけでも相思相愛になれて、俺は幸せだったよ。
志半ばではあるものの、しかし満ち足りた心で、その17年の人生に幕を閉じる事となりました。
・・・勿論そんなわけはなく、彼らはどこかの浜辺に流れ着いておりました。
そこは、幽霊船ステージが開始する前まで右手に見えていた「火山島ブッカ」。
「生きてるって素晴らしい!」
早速探索を開始した一行は、直後に”旗を背中に携えた謎の巨大生物”の姿を目視しつつ、
ここからの脱出方法を求めて、未知なる島をひた走ります。
しばらく進むと、「ダークプリーストの村はコッチだぎゃー」と書かれた立札が。
デュラン「”だぎゃー”・・・ ・・・???」
あまのじゃくに、立札に記されていたのとは逆方向に進むデュラン達。(そうしたくなりません?)
するとこの地点から、”石化攻撃”を使ってくる「コカトリス」と、成長後の「コカトバード」が登場し、せっかく幽霊船から生還したにも関わらず、今度は無様に石になるデュラン。
主役がこうなると、二人目のリースではなく、三人目のホークアイにチェンジ。
”プイプイ草”を使って元へと戻しつつ、戦って先へと進みます。
(※ちなみに、デュランとリースが同時に石化し、二人を元へと戻すも、
リースだけはそのまま戦闘が終わるまで微動だにしないままだったという不具合に遭遇しました。
大事には至りませんでしたが、いずれ修正されると良いですね。)
しばらく進むも、大量の岩石によって壁が作られた、行き止まりに到達。
なるほど、これをぶっ壊す為のアイテムを村で貰ってきて、先へと進むってぇ寸法ですな。
それでは、もと来た道を引き返して、”だぎゃー語”で書かれた立札の忠告通りに
「ダークプリーストの村」へと行ってみましょう。
そこは、道中の雑魚敵としても出現していた「ダークプリースト」の中でも、
心優しい種類のものだけが住む、モンスター達の村。
ここでは、”文化の違い”の象徴として、トーテムポールのような大きな柱が、
各地の「マナの女神像」の代役とする形で、村の中心に立てられていました。
リース「無事に脱出できるよう、お祈りしておくのもいいかもしれませんね。」
デュラン「あはは、そうだね。そして無事に脱出できたら、
その時こそ、結婚しよう。好きだ!!リース!!!」
”もうすぐ大きな噴火がきそうだ”という噂を耳にしつつ、
☆マークが出ているダークプリーストに話すと、先ほど訪れた行き止まりの先には「海のヌシ」なる者が住んでおり、島から出るならアテにしてみると良いとの情報を得られました。
あの大量の岩石は、地震によって積み重なったものだそうで、
掘ってみる前に噴火がきちゃうかもね、とも。
ほうほう、これは風の回廊の時みたいにゲーム的な都合で、そこだけ局所的な地震や噴火が起こったりしていて、再び向かったら進めるようになってるパターンのやつですね。
という事で、再びさっきの場所へと戻ってくるも・・・
あれっ、通れるようになってない・・・!!
途方に暮れていると、「土の精霊ノーム」が意気揚々と現れ、岩石の山を登っていき・・・
「ほーらな!」とやって、道を開けてくれました。
スッゲェーーーーっ!!!
ウィスプ、ジンと続いて、
精霊たち全員、順番に活躍の場を与えていくこの感じ、良いですね。
(でもこれだったら、最初に来た時にできたのと違うん?)
そして「海のヌシ」が待つという、”岸辺の洞窟”内へ。
ここで登場する雑魚敵としては、全体回復アイテムの”ポトの油”でお馴染みの「ポト」が印象深い事に加えて、「ぱっくんオタマ」が成長して「ぱっくんトカゲ」になると、
”食べる攻撃”をしてきます。丁度↑の画像が、デュランが腹の中にいるところです。
デュラン「リース、ごめん。きみだけでも、この島から脱出してくれ。」
ホークアイ「おれは・・・?(どこ・・・?)」
そんなこんなで、浅瀬をバシャバシャと駆け抜けたりしながら、最奥へと到着。
広間のような場所にやって来ると、敵キャラがイベントで話している時によく流れる
不穏なBGMになり、自らを「邪眼の伯爵」と名乗る、妙な男が待ち構えていました。
その赤い目を見て、バイゼルの奴隷商人から弟のエリオットを買った男だと確信したリースは、彼の事を返すように詰め寄るも、
己が仕える”黒の貴公子”が必要としているからと言って断る、邪眼の伯爵。
「黒の貴公子ってぇのは何者だ!?」とデュランも声を荒げますが、
「お前達は知らなくても良い事だ」と言い残し、彼は魔法で立ち去ってしまいました。
どうやらこの世界の敵たちは、こちらを小馬鹿にしながら魔法で退散するのがお好きなようですね。
(「始末しに来た」と言っておきながら、火山の噴火に任せて去ってゆくのは、
元々はボス戦が挟まる予定だったのが、容量の都合で削られたという裏事情があったらしいです。
今回のリメイクで、新たに足してくれても良かったような気もしますが。残念ですね。)
邪眼の伯爵が立ち去るのと同時に、とうとう噴火が始まってしまった・・・!
しまった、ここまでか・・・!!
すると、三人のもとへと向かってくる、
一匹の”謎の生物”の姿が・・・
そして物言わず、自分の背中に乗るようにとジェスチャーをしてきます。
そのまま華麗な泳ぎで三人を火山島ブッカから連れ出し、浜辺へと降ろした後、
再び物言わず去っていく、巨大な生物。おそらくは海のヌシ。
感謝の言葉と共に、彼へと手を振る三人の姿が良いですね。
ホークアイだけ、隣の二人と比べて控えめな振り方なのも、らしさが出ています。
(ニキータ同様、別れ際に”リンクアビリティ”も貰えました。)
ひょんな事から幽霊船に乗ってしまった事から始まった、今回の一連の漂流物語が、
まさかこんな形でエンディングを迎えるとは。なんともロマンがありますねぇ。
ありがとう、海のヌシ! いつかまた会おう!!
その後、自動で町の門へと向かったフォルセナの宿屋にて、
溜まっていた”アイテムの種”群を植えて植木鉢のレベルを3にし、セーブしたところで一区切り。
前回の最後に予想していた通りに、まんまと幽霊船に乗り込んでしまい、
そこから火山島ブッカでの探検を経て、再び故郷フォルセナへと戻って来ました。
商業都市バイゼル到着時から、いくつも名前が出ていた伏線(”マタロー”も含めて)が、
ここにきて一直線の経路となり、今回の冒険内容に繋がりましたね。
マタローの件は、ホントぉ~~にびっくりしました。(いろいろな意味で)
SFC版の頃から、既にバイゼルにて伏線を張っていたのだとしたら、
本当に凄いですね、この「聖剣伝説3」ってゲームは。そりゃ長年愛されるわけだ。
「これが伏線だったのかッ!!」って要素、大好きなんですよ、私。
ブッカでも、最後の救出劇に繋がる生物の伏線が早めにありましたしね。
(アレはまぁ、明らかでしたが)
いやぁ~、今回の伏線の繋がり様は、ほんとに気持ちが良かったです。
~~さてさて、それでは再び(デュランにとっては旅立ち時を含めて三度目)、
フォルセナの英雄王に会う事になった一行。
彼らが次に探しに向かうのは、どこにいる、どんな精霊かな?
それについては、また次回!