「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」Part20 二周目開始!!獣人ケヴィンの新たなる旅立ち~アンジェラ加入まで
さて、一周目プレイ完結から、およそ一ヶ月半ぶりの更新となります。
「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」は、六人の主人公が存在するのが大きな魅力です。
たった一周しただけでは、このゲームの全てを楽しんだとは言えません。
という事で、二周目プレイをやっていきましょう・・・!!
二周目は、一周目プレイで「アニス」を倒した事によって得られた特典、
”強くてニューゲーム”にて進めていきます。
集めたサボテン君やリンクアビリティ、アイテム・所持ルク等を引き継いだ状態で始められるモードです。(同じキャラクターを選ぶ場合、レベルも据え置きです。)
やり込んだ一周目データを選択してゲームを開始すると、新たなリンクアビリティも取得!
獲得経験値が300%アップする「マナの愛」の他、
クリア時のメンバー達から「闘志の絆」「信念の絆」「友情の絆」をGET!!
今回のメンバーは、一周目から総替えして、この三人!!
主人公に選んだのは、素手で戦うファイター、獣人族の少年「ケヴィン」です。
その他、一周目との(プレイ日記的な観点も含めた)差異としましては・・・
・難易度は最初からハード(一周目では、アニスのミッション戦を除いてノーマル)
・強くてニューゲームのプレイ感覚を味わいつつ、感想を述べます
・メンバーを替えた事による、一周目との展開・やり取りの違いに着目します
・共通のストーリー部分やボス戦などは、やや簡略化して書いていきます
・・・といった感じです。
それでは、二周目プレイ、開始です!!
始まる、ケヴィンの冒頭編。
舞台となるのは、一周目では中盤に訪れた「月夜の森」、
そこに住む獣人達の国家「ビーストキングダム」です。
肩身の狭い生活を強いてきた人間達に復讐する機会をうかがう「獣人王」のもとに、
手を結ぶべくやって来た「死を喰らう男」。
そんな彼に対し、一つの”チャンス”を提示する獣人王。
初っ端から、不穏な空気が漂っています。
場面は変わり、月夜の森にてお昼寝(夜寝?)する、獣人王の息子ケヴィン。
一緒に寝ているのは、友達のちびウルフ「カール」です。
互いに母親がおらず、似た物同士である事から、心を通じ合わせている様子。
(この始まり方からして、子供の頃は凄く切なく感じて苦手だった記憶があります。
父親からのまともな愛情を受けられず、犬みたいな鳴き方をする狼が唯一の友達ってところが。)
しばし戯れた後、ビーストキングダムの近くまで帰ってくると、カールの様子が一変。
牙を剥きだしにし、ケヴィンに襲いかかります。
(SFC版では自操作にて森をうろつけたハズですが、その部分はカットされていました。)
嫌だ・・・!!
大切な愛犬(トモダチ)を攻撃するなんてできない・・・!!!
一切手を出さず、(プレイヤーの操作によって)その攻撃を一身に受け続けるケヴィン。
ケヴィン「きみに殺されるなら、それも本望さ。」
・・・ ・・・!?
HPが1から減らない・・・ だと・・・!!?
ケヴィン「俺は死なんッ!!!」
やむを得ず、戦闘のチュートリアルもこなしつつ、カールに一定数攻撃すると、
正気に戻る事を願って戦いをやめるケヴィン。それでもカールは錯乱したままです。
その時、ケヴィンの身体にも異変が・・・!?
突如として獣人の姿となり、カールに飛びかかるケヴィン。
すると画面が明転し、目の前には動かなくなったカールの姿が・・・
不可抗力とは言え、大切な友達だった狼を自らの手で殺めてしまい、
よく一緒に行った思い出の花畑に、お墓を作るケヴィン。
悲しい。あまりに悲しい冒頭です。
やりきれません。
(SFC版では、自動でカールを殴り続ける様子を見ていないといけなかったのが、
明転する演出に変わっていたのはせめてもの救いでしたが・・・それでも悲しいです。)
森をさまよい、門前でしばし佇みつつも、ビーストキングダム城に戻って来ると、
そこでは”人間討伐隊”を結成した獣人達が、隊長「ルガー」のミュージカルのような動きの演説によって士気を高めています。
「聖都ウェンデル」を最初に叩く事で、人間達に精神的ダメージを与えるという狙いのようです。
ほほう、単なる卑屈な脳筋かと思っていましたが、意外と計算高い一面もあるようですね、ルガー。
その後、なにやら壁を挟んだ向こうに、獣人王と死を喰らう男が話し込んでいる現場に遭遇。
それを聞くに、なんと先ほどのカールの豹変は、
獣人王の指示で発動させた、死を喰らう男の”闇の呪法”によるものだった事が判明・・・!!
「グググ・・・ 獣人王オオオォォッ!」
ケヴィンの怒りが爆発・・・!!!
激情によって壁をぶち破り、
父でもある獣人王に向かって突撃するケヴィン!!
獣人王「くっくっく・・・いい目だ!
その憎しみ、おのれの体内をかけめぐる血の熱さ。忘れるなよ!」
ケヴィン「うおぉぉっ!うるせぇえええ!!」
獣人王の攻撃!!
ケヴィンに9999のダメージ!!
ケヴィンはしんでしまった!!!
そのまま月夜の森まで飛ばされ、カールのお墓の傍にて、その生涯を終えるケヴィン。
ケヴィン「(俺も今から、そっちへ行くぜ。カール・・・)」
GAME OVER
そんな悲しい話、あってたまるかい。
立ち上がって、獣人の姿になりつつ雑魚敵と戦いながら森を進むと、死を喰らう男の姿を発見。
カールを生き返らせる為の方法を知る手段として、
「聖都ウェンデル」に居る光の司祭を訪ねる事を提示されます。
(ちなみに、「月読みの塔」や「月明かりの都ミントス」の方面への道は塞がっていました。)
それを聞いたケヴィンは、大切な友達カールを生き返らせる為、
また、世界のどこかにいるであろう母親に会う為、旅立ちを決意するのでした。
そうして流れる、壮大な幕開けを感じさせるオープニング曲。
何故かカールのお墓に訪れた獣人王(伏線)や、
大海原を泳いで渡るケヴィンの姿が映し出されつつ、
新たな冒険がここに始まります・・・!!
始まりの場所である、「城塞都市ジャド」に到着。
すっかり獣人達によって占領されており、同じく獣人の身であるケヴィン視点だと、
一周目とは随分と違った感覚に思えます。
なんというか、デュラン主人公時の王道一直線な感覚とは打って変わって、
今回は”敵サイドでプレイ”している・・・という感じですね。
(ルガーに近付くと、物陰に隠れるイベントも発生しますし。)
そんな一周目の主人公・デュランは、武器を売っていない武器屋にて不満を垂れつつ、
獣人達に対して敵意を露わにしていました。
(私の中での)このゲームの中心人物である彼が、NPCと化しているのは、かなり新鮮です。
今後の彼の動向についても、注目したいポイントですね。
そして、このゲームの看板娘(?)にして、
めっちゃカワイイ愛しのきみも、今回はNPCなんだね。
今のうちに、その麗しい姿をじっくりと拝んで、この胸に刻んでおくよ。
ローラント奪還時に、また会おう・・・!
また、宿屋で寝ているアンジェラの様子をうかがうと、寝ている間に何かしようとしたんじゃないかと、猛烈なビンタを喰らうケヴィン。(実は一周目でも、デュランが同じ目に遭いましたが。)
ケヴィン「ぶったね・・・!?
親父にもぶたれたばっかりなのに!!」
今回のプレイでは貴重な旅仲間となる二人ですが、初めての出会いはこんなでした。無慈悲。
その後、夜のうちにジャドを脱出し、「滝の洞窟」に入ろうとするも、
結界によって弾かれ、またもや地面に転がされるケヴィン。
ケヴィン「(なんか俺、痛い目に遭う事多くない?)」
南の方角にある「湖畔の村アストリア」に行き、村人の話を聞いて宿屋に泊まると、変な光が出現!
一周目では、先にフェアリーが現れる場所まで行って、そこに居た人に話しかけましたが、
アストリアで情報収集するだけでも良かったんですね。
早速、光を追いかけた先で「フェアリー」が加入!!
(「この際、しょうがないわね・・・」と、直後の「ううん、こっちの話」は、
いつ見ても、微妙に失礼かつ怪しさ満載の迷台詞ですよねぇ。)
焼き払われたアストリアの跡地を確認しつつ、滝の洞窟の入り口に戻ると、
既にジャドの宿屋で出会ってビンタを喰らわされた女、アンジェラとの運命の出会いが!!
しかし、こうして改めて見ると、3D化した事で衣装の際どさが引き立っていますね・・・。
フェアリーの事を話すと、自らがとりつかれなかった事を喜びつつ、
同行(というかウェンデルまで連れて行く事)を頼んでくる彼女。
そして、アンジェラの冒頭部も体験するかの選択肢が出現!!
勿論、「はい」を選びます・・・!!
舞台は、ケヴィンの故郷と同じく、一周目では中盤に訪れる事になった「魔法王国アルテナ」。
魔法の源である、世界中の”マナ”が減少しているからと、
各地のマナストーンを操作して聖域に入り、”マナの剣”を入手して世界統一を目指す旨の演説を、「紅蓮の魔導師」がミュージカルのような動きで行っています。
一方その頃アンジェラは、指南役の「ホセ」と共に、魔法の特訓をしつつも戯れていました。
特訓を投げ出し、二階の渡り廊下に出たところで、
お目付け役と見られる男性「ヴィクター」とも戯れるアンジェラ。
それと同時に、アンジェラのこうした一見不真面目な態度は、幼少の頃から女王の立場にある母親からの愛情を満足に受けられなかった事による、寂しさの裏返しなのだという過去が語られます。
また、魔法の才能も、未だ開花していないようです。
「何か面白い事はないか」と探索していると、理の女王(母親)はアルテナの命運を左右するほどの重要な会議中である事、
また、紅蓮の魔導師による訓練が過酷になってきており、戦が近いのかもしれないという不穏な噂を耳にします。
その後、ヴィクターからの伝言を受け、会議に参加する事になったアンジェラ。
各地のマナストーンを占領すべく、各国への侵攻を開始する前に、まずはアルテナのマナストーンのエネルギーを放出させる事になり、
その為には、術者の生命を引き換えにする”古代魔法”を使う必要があると言うのだが・・・
なんと、アンジェラの身体を触媒にするつもりなのだと言う。
母親の口から突然告げられた、冷酷で愛の無い一言。
その時、絶望と悲しみに襲われたアンジェラは、
突如として魔法の才の片鱗を見せ・・・
自 爆!!!!
GAME OVER
・・・と思いきや、発動したのは瞬間移動の魔法だったよう。
アルテナ城外へと脱出したアンジェラは、「零下の雪原」を一人歩き始めます。
サハギンをしばき倒し、懸命に歩き続けるアンジェラでしたが、
とうとう寒さに耐えきれず、その場にひれ伏してしまいました。
(そりゃあ、そんな格好じゃ寒いよね・・・。
あと、「氷壁の迷宮」の入り口も一応見に行かせてゴメンね。塞がってるに決まってるのにね。)
目を覚ますと、そこは「雪の都エルランド」の、とある民家の中。
雪原で倒れていたところを発見され、運んでもらえたようです。
助けてくれた親子の、互いの愛情に溢れたやり取りに、寂しげな表情を見せるアンジェラ。
どうやら、ほんのわずかな間に、行方知れずとなった自分には懸賞金がかけられている様子。
(また、SFC版では雪原に戻ってめっちゃ強いサハギンと戦う事ができましたが、
町から出られないように改変されていました。ちょっと残念ですが、仕方がないですね。)
旅の占い師が来ている事も知り、藁にもすがる思いで話を聞くと、
「聖都ウェンデル」の光の神殿を訪れると良いと言われます。
隣にいた男性いわく、この占い師は誰にでも「ウェンデルに行け」と言っているようですが・・・
それでも、心身共に打ちひしがれている状況の今、
行く先を示す内容として与えられた言葉だった為か、アンジェラの胸には響いた様子。
「行ってみよう・・・きっと今よりマシなハズよ!
魔法が使えるようになれば、きっといつかお母様も、私を認めてくれる・・・必ず・・・」
こうして、母からの愛を求めて、聖都ウェンデルへと旅立つアンジェラなのでした。
過去編が終了し、アンジェラが仲間に加入。
洞窟内を少し進んだ所にあった金の女神像でセーブをして、今回はここまでです。
さて、今回は丸々、ケヴィンとアンジェラの冒頭部編となったわけですが、
「聖剣伝説3」=デュラン&リースが主体のゲームという感覚である私にとっては、
慣れ親しんだゲームを敵サイドでプレイしているというか、裏側から遊んでいる・・・といった感覚になりますね。
一周目プレイでは、どちらも中盤以降に訪れる事になった場所から始まっていたり、
悪役としての印象が強い獣人族やアルテナ兵に囲まれた環境で育っている事、
また、ケヴィンのみ”獣人化”という固有のシステムによって、夜は常時パワーアップした状態で戦える事などから、そのような印象を受けます。
ここだけの話、「デュラン操作じゃないと、イマイチ気が乗らないかも・・・?」とも思っていたのですが、杞憂に終わりました。
オリジナル版から25年の時を経てリメイクされた本作、まだまだ楽しめそうです・・・!!
(そして、アンジェラの格好が際どい・・・ ・・・!!!)
~~それでは、次回は(タイミング的に)早くもシャルロットが加入!
新たなメンバーによる、今後の冒険にも、乞うご期待!!